「ファイバー」についてよくある質問です。
- Q不溶性食物繊維と水溶性食物繊維との理想的なバランス比率は?
- A
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の理想的な摂取比率は2:1と云われていますが、摂取量ももちろん、特に水溶性食物繊維が足りなくて理想比率も、ほぼみなさん達成できていません。現状を踏まえ、私たちの処方する「ファイバー」は、あえて不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の比率を3:5にし、摂りにくい水溶性食物繊維を多く処方しています。
- Qファイバーを摂りすぎても大丈夫ですか?
- A
摂りすぎることはあまりないと思いますが…、仮に目安量を無視して大量(例えば一気に100g以上とか)に摂れば、(ほとんど大丈夫でしょうが)下痢になるかもしれませんね。それよりも大量に長期に摂取すると、肝心の微量栄養素の吸収が妨げられるかもしれませんので、せいぜい10g-15g/日くらいまででいいんではないでしょうか。
- Q「難消化性デキストリン」って難しい名前ですが安全な成分なのですか?
- A
難消化性デキストリンとは、簡単に言い直すと“消化されにくいデンプン”のことですので、全く問題はありません。もともとトウモロコシなどの穀類や熟した果物などに含まれ、私たちが食べなれている成分です。
ちなみに(以下は厚労省のコメントです)…
『難消化性デキストリンの原料はトウモロコシであり、安全性は極めて高いといわれており、お茶やジュース、お菓子などさまざまな食品に使用されています。また私たちが普段の食事に使用するに当たっても上限量は決められていません。』
- Qそもそも食事からではなくてベースサプリメントとして食物繊維を摂っても効果が期待できるのですか?
- A
普段の食事で食物繊維摂取不足の方が「難消化デキストリン」などの食物繊維のサプリメントを定期的に摂取すると、酪酸などの短鎖脂肪酸が沢山作られることが実証されています。
・Microbiome. 2022 07 29;10(1);114.
そもそも食事から25g/日摂取するのはほぼほぼ不可能です。
( 僕も何度もトライしてます(笑) )
- Q「ファイバー」と「プレバイオ(ENM)」どちらを摂ればいいのですか?
- A
結論から云うとどちらでもいいですし、理想を言えばもちろん両方摂るのが望ましいです。ファイバーは腸内環境に特化したもの、プレバイオは腸内環境だけでなく血栓溶解などさまざま生体活性があります。
( http://www.enzamin.com/page/evidence/index.html )
どちらか1つを選択するとすれば、病気と闘っている人はプレバイオ、そうでない人はファイバーということになるでしょうか。